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認知症

乱用される認知症”治療”薬

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認知症治療の問題は「誤診が多い」ということだけではありません。
薬が乱用されていることも問題視されています。

現在、認知症の薬は4種類が販売されています。
もっとも代表的なのが、1999年に国内での発売が開始されたアリセプト(一般名・ドネベジル塩酸塩)です。

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長い間、認知症治療薬はアリセプトしかありませんでしたが、2011年にレミニール(一般名・ガランタミン臭化水素酸塩)、イクセロンとリバスタッチ(共に一般名・リバスチグミン)、メマリー(メマンチン塩酸塩)という3種類の新薬が登場しました。
そして同年にはアリセプトの特許が切れ、そのジェネリック薬が多数発売されています。

しかし、アリセプトが発売されるまで、認知症の治療薬はありませんでした。
病院に患者が来て「認知症(2004年まで「痴呆症」と呼ばれた)」と診断しても、医師は生活上の注意をするぐらいしかできませんでした。

その後、アリセプトが登場したことによって、一応「治療」ができるようになったので、医師はこの薬を多くの認知症患者に処方するようになりました。
また、治療を期待する患者や家族の多くも、アリセプトの処方を希望するようになったのです。

ただし、この薬を飲んでも、認知症そのものの進行を止めることはできません。
アリセプトは認知症の症状の進行を抑制できるとされているだけです。

しかも、その効果は決して高いものではなく、治験データニよると30問ある認知症のテストで、飲まなかった人が1点悪化したのに対し、飲んだ人は0.4点改善したという程度でした。
これはそばにいる家族でさえ、あまり効果が実感できない程度の差だと指摘されています。

にもかかわらず、「認知症といえば、アリセプト」というぐらい、この薬は医療の現場で乱用されてきました。
アリセプトや他の認知症治療薬のおかげで病状が改善して、日常的な生活を送れる期間が延びた患者もいることでしょう。
しかし、一方で、あまり効果が実感できないどころか、副作用に悩む患者も少なくないといわれています。

アリセプトの副作用で最も多いのが、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、便秘といった、消化器の症状です。
食欲のなかった高齢者が、アリセプトをやめたとたんに食欲を取戻し、表情が明るくなって元気になったという話は、高齢者施設で働く医師や介護職員からよく聞く話です。

また、手が震え、筋肉がこわばり、動作が緩慢になるといった、パーキンソン病のような副作用が起こることもあります。
認知症の症状を改善するために飲んでいる薬で、別の脳神経の症状を引き起こすのですから、なんとも皮肉としかいいようがありません。

もうひとつ、医師や介護職員からよく聞くのが、怒りっぽくなり介護者が手を焼くような高齢者に、アリセプトをやめてもらったらおとなしくなったという話です。
アリセプトは神経を興奮させる作用があるために、怒りっぽくなる人がいるといわれています。

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